ワイドビューひだ34号

山登りの帰りの列車でのことです。


高山から大阪行きの
「ワイドビューひだ34号」に乗りました。

1ヶ月前から指定席を買ってありました。

1号車の前から4列目の1番左の窓側。

となりは、どんな人かなー？
若い女性だったら、いいのになー。

なんて思ってたら、
鉄道マニアの男。
かなりのデ×。

何とかお尻は座席に収まっているものの、
真ん中の肘掛は、とーぜん彼のもの。

それどころか、かなり越境してくる。

広い車窓が売りのワイドビューだが、
西日が暑くてカーテンを閉めざるを得ない。

うっとおしいので、窓側に身体を寄せると、
ますます越境してくる。

・・・これで料金は同じなんだろうか・・・

車掌が改札に来た。

鉄道マニア君の切符がチラッと見えた。

行き先、草津だ。
草津までの辛抱だ。

高山本線はまだ電化されていない単線で、
列車もディーゼルだ。

加速するたび、うぉおおおぉん
とうるさい。

たびたび、すれ違いだと言って停車する。

予定通りのことで、
停まったからといって、到着が遅くなるわけではない。

判っているけど、早くしてクレーって、
心の中で叫んでいた。

やっとの思いで、草津に着いた。
でも鉄道マニア君、熟睡中で、寝過ごした。

おいおい。

どうせなら、大阪まで来てもらおう。

と、思ったが、京都に着いたら、
目が覚めた。

あわてて、荷物まとめて出て行った。

チェッ！

でも、京都〜大阪間だけでも、
ゆったり座れて、良かったです。

日もかげって、カーテン開けて。

先頭車両なので、通路側に座ると、
運転席から前の景色が見える。

運転席との仕切りが、大きなガラス張りなんですね。

さすが、ワイドビュー。

これは、マニアでなくても、喜ぶぞ。

もし、今度同じ列車の乗るときは、
左側の通路側、できるだけ前の方に、
してもらおう。